ちょっとオランウータン
野生動物の写真家として世界各地を訪れ、様々な動物を独自の視点で撮影することで有名な岩合光昭氏。その岩合氏がここ数年かけて撮り続けてきたのがオランウータンです。人間に最も近い動物であるにもかかわらず、森林の伐採により急速に生息地域が減少し、あと20年で絶滅すると言われています。知的な生物オランウータンは、仕草も人間によく似ており、その写真を見ていると、思わず笑顔になってしまいます。そんなオランウータンが人間の我が儘により、絶滅してしまうかもしれないという事実。本書は岩合氏の美しいボルネオの大自然の写真と、愛くるしいオランウータンの姿を紹介しつつ、自然破壊について考える良いきっかけとなる写真集です。